SoloRehaは、AIを相手に会話を練習するサービスです。面接・商談・報連相など97の場面が用意されています。

この場面では、AIがお客さまの役をやります。誰にも見られないので、何度でも失敗できます。
相手:桜井 誠・対応中に要求がエスカレートしていく来店客
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手違いへの謝罪と再手配を求められている。ここまでは正当な要求です。
ところが話が進むにつれて、精神的な補償を上乗せしろ、担当者を処分しろ、今夜中に文書を出せ、と要求が変わっていく。
大声を出されるわけではないぶん、どこから断ってよいのかが分からなくなります。
この場面で必要なのは、断る強さではなく、線を引く場所を先に決めておくことです。
要求がひとかたまりに見えますが、中身は分かれています。
手違いがあったこと、その謝罪、再手配。ここは正当で、こちらの非です。
金銭の上乗せ、個人への処分、その場での確約。ここは別の話です。
分けずに全部を断ると、正しい苦情まで否定したことになり、相手は引けなくなります。
「手配のやり直しは、本日中に進めます」と先に応じてから、残りの話をします。
応じられる部分に先に応じるのは、譲歩ではなく整理です。
線を引くときに、相手の人格に触れないことです。
「そういうご要求はお受けできません」ではなく、扱いの話にします。
「補償の上乗せは、私の一存では決められません」「社員個人の処分については、お答えできる立場にありません」。
できないことを、理由とともに短く言います。
強い言い方をする必要はありません。曖昧にしないことのほうが、ずっと効きます。
曖昧に濁すと、相手は「押せば通る」と受け取ります。
今夜中に文書で、という要求には、その場で応じないことです。
応じられないのではなく、正式な手続きに乗せる、という言い方をします。
「正式なお申し出として承ります。内容を上席に上げて、改めてご回答します」。
持ち帰りは逃げではありません。会社として答える形に切り替える手続きです。
いつまでに、誰から、どういう形で返すのか。ここを具体的に言えると、相手も引き取れます。
黙って答えを待たれると、間を埋めたくなります。
そこで出てくる言葉は、たいてい余計な譲歩です。
待たれているときは、こちらも黙って構いません。
間が空いたら、すでに言ったことをもう一度、同じ言葉で繰り返します。
言い換えるほど条件が緩んで聞こえるので、同じ言葉を使うのが安全です。
それでも収まらないときは、対応の場そのものを変えます。
「この続きは、上席を交えた場でお願いできますか」。
一人で抱え込まないことは、逃げではなく、正しい手続きです。

要求が謝罪から過大な要求へ滑り始めた相手にどこで線を引くか
接客・対応・難易度 辛口(3段階でいちばん難しい)
この場面が難しいのは、相手が怒鳴らないぶん、どこから断ってよいかが見えないところです。
分かっていても、その場では「持ち帰ります」の一言が出てきません。
一度通してみると、自分がどの要求に曖昧な返事をしたかが、はっきり分かります。
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