SoloRehaは、AIを相手に会話を練習するサービスです。面接・商談・報連相など97の場面が用意されています。

この場面では、AIがお客さまの役をやります。誰にも見られないので、何度でも失敗できます。
相手:高橋 隆・従業員200名の建設業・資材調達担当
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他社のほうが2割安い、と数字を出されて、値引きしないなら切り替えると言われる。
この場面で若いうちにやりがちなのは、その場で少し引くか、持ち帰って上司に相談するかの二択に自分を追い込むことです。
ただ、値引きを強く押してくる相手が、本当に値段だけで選んでいるとは限りません。
値引きは、いちばん切り出しやすい交渉カードでもあります。
同じものが2割安いのか、含まれるものが違うのか。ここを確かめずに値段の話はできません。
「差が出ているのは、どのあたりでしょうか」と聞くと、たいてい相手も細かくは見ていないことが分かります。
納期の条件、対応してくれる範囲、途中で仕様が変わったときの扱い。見積書の1行に見えて、中身は同じではありません。
比べる土俵をそろえる作業は、値引きを断る作業ではなく、相手の判断材料を増やす作業です。
ここを飛ばして金額の話に入ると、こちらは根拠のない値引きをするしかなくなります。
値引きを求める人が、社内で何を言われているのかを想像します。
予算が決まっていて超えられないのか、上司に説明する材料が要るのか、過去に選定で失敗して慎重になっているのか。
「今回、いちばん外せない条件は何ですか」と聞くと、金額以外の言葉が出てくることがあります。
止まってはいけない、遅れると現場が動かない、途中で担当が変わると困る。
そういう言葉が出てきたら、そこが本当の判断軸です。
値段の話は、その軸が見えてからでも遅くありません。
早口で押してくる、黙って答えを待つ。こうした振る舞いに気圧されると、内容を確かめる前に譲ってしまいます。
言い方は相手の癖で、要求の中身とは別のものです。
押されていると感じたら、一度こちらのペースに戻します。
「ありがとうございます。いま伺った条件を、ひとつずつ確認させてください」と言って、順番に潰していく。
間を取ることは、逃げているように見えて、実際には主導権を戻す行為です。
条件を動かす判断そのものは、あってよいことです。
やってはいけないのは、何も決まらないまま金額だけが下がることです。
数量をまとめる、契約の期間を延ばす、支払いの条件を変える、導入の範囲を絞って小さく始める。
「その金額でしたら、こちらの条件も見ていただけますか」と、必ず対になるものを置きます。
一方的に下げた値段は、次の商談でその金額が出発点になります。

「値引きしないなら他社にする」と迫る担当者
営業・商談・難易度 辛口(3段階でいちばん難しい)
この場面が難しいのは、相手の言い方が強く、考える時間をくれないことです。
頭で分かっていても、実際に押されると「持ち帰ります」が先に出ます。
一度通してみると、自分がどの一言で譲る側に回ったのかが、はっきり見えます。
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