SoloRehaは、AIを相手に会話を練習するサービスです。面接・商談・報連相など97の場面が用意されています。

この場面では、AIが部下の役をやります。誰にも見られないので、何度でも失敗できます。
相手:三上 遥・従業員150名の人材サービス会社・入社3年目のメンバー(直属の部下)
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定例の1on1が始まってすぐ、硬い表情で「実は、辞めようと思っています」と言われる。
頭が真っ白になり、とにかく引き止めなければと考えます。
ただ、この場でいちばんやってはいけないのが、その場で条件を出して説得することです。
言い出した側は、引き止められることを織り込んだうえで話しています。
ここで何を言うかで、その後が決まります。
「話してくれてありがとう」から始めます。
切り出すまでに時間がかかっていることを、まず受け取ります。
そのうえで「差し支えなければ、どんなことを考えてきたのか聞かせてもらえますか」と、聞く側に回ります。
引き止めの言葉は、事情が分かっていない段階で出すと、中身のない挽留になります。
本人にも、それは伝わります。
驚いた気持ちを隠す必要もありません。
「正直に言うと驚いています。ただ、まず話を聞かせてください」でも十分に成立します。
感情を抑えて話す人ほど、言葉を選ぶために間が空きます。
その沈黙は、迷っている時間ではなく、考えている時間です。
こちらが先に話してしまうと、相手はそこで考えるのをやめます。
黙って待つのは、思っているよりずっと難しいことです。
待つあいだは、うなずきながら相手の次の言葉を待つだけで十分です。
待てたときに出てくる一言が、たいていいちばん大事なところです。
「何が決め手だったの」と聞くと、答えられないことがあります。
一つの出来事ではなく、積み重なった行き詰まりであることが多いからです。
聞き方を変えます。「いつ頃から考えるようになりましたか」「どんなときにそう思いますか」。
時期と場面から入ると、本人も言葉にしやすくなります。
理由を特定することが目的ではありません。本人が整理できていないものを、一緒に並べるのが目的です。
話を聞き切ったら、そこで結論を求めないことです。
「今日聞いた話を、一度こちらでも考えさせてください。来週もう一度時間をもらえますか」。
次に話す日を決めて終わります。
本人の気持ちが固まりきっていない場合、時間を置くこと自体が意味を持ちます。
逆に、その場で答えを出させようとすると、引き返せなくなります。
一つだけ、その場で伝えてよいことがあります。
これまでの仕事のどこを、自分がどう見ていたか。事実として短く言います。
評価されていないと感じている相手には、条件の提示より、この一言のほうが届きます。

「辞めようと思っています」と突然切り出された1on1
マネジメント・難易度 ふつう(3段階の真ん中)
この場面が難しいのは、こちらが動揺している状態で、聞く側に回らなければならないところです。
頭では分かっていても、実際には引き止めの言葉が先に出ます。
一度通してみると、自分が何分で説得に回っているかが分かります。
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