SoloRehaは、AIを相手に会話を練習するサービスです。面接・商談・報連相など97の場面が用意されています。

この場面では、AIが部下の役をやります。誰にも見られないので、何度でも失敗できます。
相手:佐野 直哉・システム開発チームのエンジニア・入社3年目
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月に一度の1on1。「最近どう」と聞いて、「特にないです」と返ってきて、五分で終わる。
話さない部下が悪いわけでも、聞き方が下手なわけでもありません。
この面談で何を話してよいのかが、相手の中でまだ決まっていないだけです。
話す内容を相手に探させるのではなく、話しやすい入り口をこちらが用意する場だと考えると、進め方が変わります。
「調子はどう」では、何を答えても正解になりません。
「先月の案件で、いちばん時間を取られたのはどこでしたか」のように、具体的な出来事を一つ指します。
事実から入ると、評価される感じがしないので答えやすくなります。
「はい」「いいえ」で終わる聞き方も避けます。「忙しかった?」ではなく「どこがいちばん忙しかった?」と聞けば、答えは一語では終わりません。
答えやすい問いを一つ通せば、その先はたいてい相手のほうから続きます。
黙っている数秒は、考えている時間かもしれません。
待てずに次の質問を重ねると、相手は「答えなくてよい」と学習します。
間が空いたら、こちらも黙って待ちます。ここが1on1でいちばん難しく、いちばん効きます。
待つ目安は、心の中で五つ数えるくらいです。
それでも出てこなければ、「急がなくていいので、思いついたら教えてください」と添えて、別の話に移ります。
追い詰めないことも、待つことの一部です。
話し始めたら、途中で助言を挟まずに終わりまで聞きます。
早く出た解決策は、たいてい問題の半分しか見ていません。
それに、解決されると相手は「もう言い終えなくていい」と感じて、本題の手前で止まります。
挟んでよいのは、「たとえば」「それで、どうなりました?」のような、話の続きを促す短い言葉だけです。
助言を求められたときも、先に「どうしたいと思っていますか」と聞き返します。相手が自分の考えを言葉にしてから、こちらの経験を一つだけ添えます。
話が出なかった回も、失敗ではありません。次の回に話しやすくなる下地は、黙って待った時間のほうで作られます。
大きな決定は要りません。「次回までに、その資料の形を一度見せてもらえますか」程度で十分です。
次につながる約束が一つあると、次回の1on1に入り口ができます。
次の1on1は、その約束がどうなったかから始めます。
毎回ゼロから話題を探す必要がなくなり、面談そのものが続くものに変わります。

口数が少なく本音の見えない部下との1on1
マネジメント・難易度 ふつう(3段階の真ん中)
1on1は、聞き方の知識より、待てるかどうかで結果が変わります。
沈黙に耐える感覚は、実際に黙られてみないと分かりません。
そして、待った結果として相手が話し始める経験は、一度あれば十分に効きます。安全な場所で先に経験しておくと違います。
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