SoloRehaは、AIを相手に会話を練習するサービスです。面接・商談・報連相など97の場面が用意されています。

この場面では、AIが応募者の役をやります。誰にも見られないので、何度でも失敗できます。
相手:中野 彩花・マーケティング職を志望する転職検討者(二次面接)
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強みを聞くと、「コミュニケーション力です」「人を巻き込むのが得意です」と返ってくる。
感じはいいのに、面接が終わってみると、この人が何をした人なのかが一つも残っていない。
抽象的な自己PRは、候補者の準備不足とは限りません。聞き方しだいで、具体的な話は出てきます。
面接官の仕事は、その言葉の奥にある行動を、相手が話しやすい順番で取り出すことです。
「コミュニケーション力とは具体的に?」と定義を聞くと、また別の抽象的な言葉が返ってきます。
代わりに場面を聞きます。「その力がいちばん生きたのは、いつ頃の、どんな仕事でしたか」。
場面が決まると、候補者は出来事として話し始めます。
出来事が出てきたら、そこから先の質問はすべて、その一つの場面の中で重ねていきます。
深掘りは、次の三つを順に使えば足ります。「そのとき、あなたは何をしましたか」「なぜそうしようと思ったのですか」「その結果、どうなりましたか」。
一つの答えに一つの型を当て、答えが返ってきたら次の型に進みます。
三回重ねると、印象ではなく行動の事実が手元に残ります。
主語が「チームで」になったら、「その中で、あなたが担当したのはどこでしたか」と、本人の行動に戻します。
三つの型は、順番を入れ替えないのがこつです。先に「なぜ」を聞くと、候補者は行動より考え方を語り始め、また抽象的な話に戻ってしまいます。
行動、理由、結果の順で聞くと、話は一つの出来事から離れません。
型を紙に書いて手元に置いておくと、面接中に次の質問を探す時間も減ります。
同じ質問でも、言い方で受け取られ方が変わります。
「本当にあなたがやったんですか」ではなく、「その場面を、もう少し詳しく聞かせてください」と、関心を向ける言葉にします。
答えの途中でさえぎらず、話し終えてから次の質問に移ります。
「そこをもう少し」と短く返すだけで、候補者は話を続けてよいのだと受け取ります。
ひと通り聞けたら、「つまり、関係部署が三つある企画で、週に一度の調整会議を自分から提案して回した、ということですね」と要約します。
要約が合っていれば、候補者は安心して補足を加えます。違っていれば、その場で直してもらえます。
要約した言葉は、そのまま面接の記録になります。
あとで選考の場に持ち帰るのは、「巻き込み力がありそう」という印象ではなく、この要約のほうです。

抽象的な自己PRを行動レベルまで深掘りする二次面接
面接官・難易度 ふつう(3段階の真ん中)
この場面が難しいのは、候補者の感じがよいぶん、抽象的な答えのまま納得してしまいやすいところです。
頭では深掘りすると決めていても、一度で引いてしまったり、逆に詰問のようになったりします。
一度通してみると、自分が何回目の質問で掘るのをやめてしまうかが分かります。
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